ツマキチョウ

名前
和名:ツマキチョウ
学名:Anthocharis scolymus
英名:Anthocharis scolymus
分類
チョウ目・シロチョウ科・シロチョウ亜科・ツマキチョウ属
大きさ
20 〜 30㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)
分布
日本:北海道、本州、四国、九州
海外:ロシア、中国、朝鮮半島
生息場所
草原、公園など
食べ物
幼虫:ダイコン、カラシナ、ナズナなどのアブラナ科の植物
成虫:花の蜜
野生成虫の採取時期
3月から5月
寿命
成虫:約2週間
卵〜成虫:約1年
飼育難易度(星が多いほどやさしい)
⭐️☆☆☆☆
人気度(星が多いほど人気)
⭐️⭐️☆☆☆
入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)
⭐️⭐️⭐️☆☆
特徴
ツマキチョウは北海道から九州まで広く生息している白い蝶。モンシロチョウなどの仲間だが、見分け方は簡単で前羽の先端が尖っているという見た目や、モンシロチョウがひらひらと飛ぶのに対してツマキチョウはまっすぐ飛ぶなど飛び方でも判別が可能である。ツマキチョウを漢字で書くと褄黄蝶で、名前の由来は褄(端っこ)が黄色い蝶という見た目からのもの。羽の端っこが黄色いのはオスのみでメスは黄色い模様はなく白色をしている。モンシロチョウなアゲハチョウなどは1年で数回発生するが、ツマキチョウは1年間に1度しか発生せず、成虫が見られる期間は3月から5月と短い。卵から孵化した幼虫は約1ヶ月の間アブラナ科の植物を食べ成長しサナギになる。ツマキチョウはサナギ期間が長い蝶で通常でも約11ヶ月、長い個体だと3年サナギの状態の個体もいる。卵や幼虫の見た目はモンシロチョウのものとそっくりな見た目をしているが、サナギの見た目はかなり変わっておりまるで棘のように尖った見た目をしている。サナギ期間が長いことなどから幼虫から飼育する場合根気が必要となり難しいと言える。
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