ツマグロヒョウモン

名前
和名:ツマグロヒョウモン
学名:Argyreus hyperbius
英名:Indian Fritillary
分類
チョウ目・タテハチョウ科・ドクチョウ亜科・ツマグロヒョウモン属
大きさ
35 〜 45㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)
分布
日本:本州、四国、九州、沖縄
海外:アフリカ大陸北東部、インド、中国、朝鮮半島、インドシナ半島、オーストラリアなど
生息場所
草原、公園、庭など
食べ物
幼虫:パンジーなどのスミレ類の葉
成虫:花の蜜
野生成虫の採取時期
4月から11月
寿命
成虫:1ヶ月から2ヶ月
幼虫時代+成虫時代:2ヶ月から3ヶ月
飼育難易度(星が多いほどやさしい)
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
人気度(星が多いほど人気)
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)
⭐️⭐️⭐️☆☆
特徴
ツマグロヒョウモンはオレンジ色が目立つ美しい羽を持つ蝶である。オスとメスで羽の模様が異なり、メスの羽は上の写真のように黒の斑点模様が散らばっており、羽の先端が黒と白の縞模様になっているのに対し、オスの羽は黒の斑点模様が散らばっているだけである。メスの見た目は毒を持つ蝶であるカバマダラに擬態しているためと考えられている。アフリカ、アジア、オーストラリアと広い範囲に生息している蝶であり、日本にも本州(関東以南)、四国、九州、南西諸島に生息している。幼虫はパンジーなどのスミレ類の葉を食べて成長する。卵から孵化した幼虫は約3週間の間に脱皮を5回繰り返し終齢幼虫(6齢幼虫)になりその後サナギになる。サナギ期間は1週間ほどである。幼虫の見た目は黒い体に赤のラインさらにトゲといういかにも毒を持つ毛虫であるが、毒はなく刺されることもない。庭で園芸をする際パンジーなどの育てているとツマグロヒョウモンの幼虫に食べ尽くされることもあるので注意が必要。
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