ナミアゲハ
名前
和名:ナミアゲハ
学名:Papilio xuthus
英名:Asian Swallowtail
分類
チョウ目・アゲハチョウ科・アゲハチョウ亜科・アゲハチョウ属
大きさ
40 〜 60㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)
分布
日本:北海道、本州、四国、九州など全国各地
海外:ロシア、中国、朝鮮半島、台湾など
生息場所
草原など
食べ物
幼虫:柑橘類や山椒の木の葉っぱ
成虫:花の蜜
野生成虫の採取時期
4月から10月
寿命
成虫:約3週間
幼虫時代+成虫時代:約2ヶ月
飼育難易度(星が多いほどやさしい)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
人気度(星が多いほど人気)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
特徴
ナミアゲハは日本で最も有名なアゲハチョウである。一般的に「アゲハチョウ」と呼ばれている蝶がこの種類である。日本全国各地に生息しており4月から10月までに複数回に分かれて成虫が出現する。春に出現する個体よりも夏に出現する個体の方が大きい。幼虫は柑橘類や山椒の木などの葉を食べて成長する。卵→1齢幼虫→2齢幼虫→3齢幼虫→4齢幼虫→5齢幼虫(終齢幼虫)→サナギ→成虫と完全変態していくのが一般的。1齢幼虫から4齢幼虫までは黒い体に白のラインが入った見た目をしているが、これは鳥の糞に擬態していると考えられている。アゲハチョウの幼虫といえば緑色の幼虫で臭いツノを持っているものを想像するが、これが5齢幼虫(終齢幼虫)である。その後サナギになり美しい成虫となっていく。秋に卵から孵化した個体はサナギの状態で越冬し春に成虫になる。幼虫飼育も簡単で虫かごに柑橘類の葉っぱを入れて適度に霧吹きで湿らせてあげれば成長する。糞を落とし、特にサナギになる直前は柔らかい糞をする為虫かごの底面には新聞紙やキッチンペーパーを敷いておくと飼育(掃除)がしやすい。アゲハチョウの飼育観察は小学校などの夏の自由研究にぴったりである。
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