テングチョウ

名前
和名:テングチョウ
学名:Libythea celtis
英名:Nettle-tree Butterfly
分類
チョウ目・タテハチョウ科・テングチョウ亜科・テングチョウ属
大きさ
20 〜 30㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)
分布
日本:北海道(生息域は狭い)、本州、四国、九州、沖縄
海外:中国、朝鮮半島、台湾、インド、インドシナ半島など
生息場所
雑木林など
食べ物
幼虫:エノキなどの葉
成虫:花の蜜など
野生成虫の採取時期
5月から6月、9月から11月
寿命
成虫:約10ヶ月〜約1年
卵〜成虫:約1年から約1年2ヶ月
飼育難易度(星が多いほどやさしい)
⭐️⭐️☆☆☆
人気度(星が多いほど人気)
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)
⭐️⭐️⭐️☆☆
特徴
テングチョウは茶色の羽にオレンジ色の模様が入ったタテハチョウの仲間。最大の特徴は頭部にある天狗の鼻を思わせるような突起。この突起はパルピ(下唇髭)と呼ばれる器官で他の蝶にもついているものだが、テングチョウのものは一際長くなっている。この突起がテングチョウという名前の由来である。日本全国(北海道は生息域が限られている)に生息している蝶で、特に雑木林に生息している。幼虫はエノキの葉などを食べ、成虫は花の蜜などを吸う。テングチョウは成虫の生態が独特で、5月ごろにサナギから羽化した個体は8月ごろから1度休眠する。そして秋に再び活動をしそのまま成虫の状態で越冬し翌年の春にもまた活動する。成虫の寿命は10ヶ月から1年と蝶にしてはかなり長寿である。成虫は人の気配に敏感で、飛翔能力も高いため捕まえるのには苦労する。
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