昆虫図鑑 コムラサキ 「紫に輝く羽を持つ蝶」

昆虫図鑑
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コムラサキ

名前

和名:コムラサキ

学名:Apatura metis

英名:Freyer’s purple emperor

分類

チョウ目・タテハチョウ科・コムラサキ亜科・コムラサキ属

大きさ

30 〜 44㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)

分布

日本:北海道、本州、四国、九州

海外:ヨーロッパ、中国、モンゴル、朝鮮半島など(亜種含む)

生息場所

河川敷など

食べ物

幼虫:ヤナギ類の葉

成虫:樹液(クヌギなど)、腐った果実

野生成虫の採取時期

5月から10月

寿命

成虫:2週間から1ヶ月(メスの方が長寿)

卵〜成虫:約2ヶ月(越冬する場合数ヶ月長くなる)

飼育難易度(星が多いほどやさしい)

⭐️⭐️⭐️☆☆

人気度(星が多いほど人気)

⭐️⭐️⭐️☆☆

入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)

⭐️⭐️☆☆☆

特徴

コムラサキは紫色に輝く美しい羽を持つ蝶。日本の国蝶であるオオムラサキと見た目は似ているが名前の通り大きさはコムラサキの方が小さい。名前に「コ」とつくが、大きい個体で前翅長が44㎜ほどあるように決して小さい蝶というわけではない。成虫は花の蜜を吸うことはあまりなく、樹液や熟れた果実を好む。幼虫の食べ物はヤナギ類の葉で、成虫もヤナギ類が生えた河川敷などでよく見かける。卵から成虫までの期間は約1ヶ月ほどで、その間に卵から孵化した幼虫は4度の脱皮を繰り返し終齢幼虫(5齢幼虫)になりその後サナギになる。ただし、秋に孵化し冬を迎える個体は幼虫の状態で越冬するため成虫になるまでに数ヶ月かかる。幼虫の見た目も成虫同様オオムラサキのものと似ている。幼虫、成虫ともに柳の木の周辺で見かけるので是非探してみて欲しい。

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