昆虫図鑑 ギフチョウ 「春の女神」

昆虫図鑑
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ギフチョウ

名前

和名:ギフチョウ

学名:Luehdorfia japonica

英名:Japanese Luehdorfia

分類

チョウ目・アゲハチョウ科・ウスバアゲハ亜科・ギフチョウ属

大きさ

30 〜 35㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)

分布

日本:本州(秋田県から山口県まで※東京都、和歌山県除く)

海外:なし

生息場所

落葉広葉樹林など

食べ物

幼虫:ミヤコアオイやヒメカンアオイなどの葉

成虫:サクラ、スミレ、ツツジなどの花の蜜

野生成虫の採取時期

3月から5月

寿命

成虫:約10日

卵〜成虫:約1年

飼育難易度(星が多いほどやさしい)

⭐️⭐️☆☆☆

人気度(星が多いほど人気)

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)

⭐️☆☆☆☆(個体数の減少により採取禁止区域もある)

特徴

ギフチョウは日本の本州(秋田県から山口県)に生息する蝶で日本の固有種である。年に一度、春(3月から5月)に成虫が発生するため『春の女神』とも呼ばれる。大変美しい蝶であり、人気も高い。ギフチョウという名前は明治時代〜大正時代の昆虫学者である名和靖が岐阜県でこの蝶を採取し新種だと判明したことに由来する。主に落葉広葉樹林に生息しており、成虫はサクラ、スミレ、ツツジなどの花の蜜、幼虫はミヤコアオイやヒメカンアオイなどの葉などを食べる。幼虫は黒い毛虫で集団で生活している。ギフチョウはサナギ期間が長く約10ヶ月もサナギの状態でいる。越冬時の状態はサナギである。近年土地開発などの影響で生息地が少なくなり、それに共ない個体数も減少しており、東京や和歌山など地域によっては絶滅している区域もある。そのため採取を禁止としている区域もあるので注意が必要である。

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