ジャコウアゲハ
名前
和名:ジャコウアゲハ
学名:Atrophaneura alcinous
英名:Chinese windmill
分類
チョウ目・アゲハチョウ科・アゲハチョウ亜科・ジャコウアゲハ属
大きさ
42 〜 65㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)
分布
日本:本州、四国、九州、南西諸島
海外:ロシア、中国、朝鮮半島、台湾など
生息場所
ウマノスズクサが生えている河原、畑など。
オオバウマノスズクサが生えている山など
食べ物
幼虫:ウマノスズクサ類の葉
成虫:花の蜜
野生成虫の採取時期
4月から10月
寿命
成虫:1週間から2週間
幼虫時代+成虫時代:1ヶ月半から2ヶ月
飼育難易度(星が多いほどやさしい)
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
人気度(星が多いほど人気)
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)
⭐️⭐️⭐️☆☆
特徴
ジャコウアゲハは日本(秋田以南)にも生息する黒く大きなアゲハチョウ。他のアゲハチョウと比べ後ろの羽の突起が長いという特徴がある。また、オスの成虫の下腹部の匂いを嗅いでみると麝香(ジャコウ)の匂いがする。このことがジャコウアゲハという名前の由来でもある。日本以外の生息域はロシア、中国、朝鮮半島、台湾など東アジアの広範囲に広がる。幼虫の食べ物であるウマノスズクサ類が生えている場所だとどこでも見かけることができる。毒があるウマノスズクサを食べて成長するためジャコウアゲハは体に毒を持っている。このことからクロアゲハなどジャコウアゲハに擬態する蝶がいる。卵から孵化した幼虫は約1ヶ月の間に4度の脱皮を繰り返し終齢幼虫(5齢幼虫)になる。その後約2週間サナギで過ごし成虫になる。他のアゲハチョウと異なり、幼虫は終齢幼虫まで黒い身体をしたままである。また幼虫の臭覚もとても短い。卵、幼虫、サナギ、成虫どれも他のチョウにはない面白い見た目をしているため一度飼育して観察してみて欲しい。
コメント