昆虫図鑑 ムラサキシジミ 「羽の表面が青紫色に輝く美しい蝶」

昆虫図鑑
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ムラサキシジミ

名前

和名:ムラサキシジミ

学名:Arhopala japonica

英名:Japanese Oakblue

分類

チョウ目・シジミチョウ科・ミドリシジミ亜科・ムラサキシジミ属

大きさ

15 〜 22㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)

分布

日本:本州(宮城県以南)、四国、九州、南西諸島

海外:中国、台湾など

生息場所

公園、庭など

食べ物

幼虫:ブナ科の植物(アラカシ、イチイガシ、クヌギ、コナラなど)の葉

成虫:花の蜜

野生成虫の採取時期

6月から翌年の3月(冬季は越冬のため動くことはほとんどない)

寿命

成虫:2ヶ月から3ヶ月

幼虫時代+成虫時代:3ヶ月半から5ヶ月

飼育難易度(星が多いほどやさしい)

⭐️⭐️⭐️⭐️☆

人気度(星が多いほど人気)

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)

⭐️☆☆☆☆

特徴

ムラサキシジミは羽の表面が青紫色に輝いている大変美しいシジミチョウである。シジミチョウの中では大型の蝶で開張は約40mmほどある。日本には宮城県から沖縄県まで分布している。そこそこ珍しい蝶であり、さらにその飛翔能力を活かし素早く飛ぶので入手難易度は高めである。幼虫はブナ科の植物(アラカシ、イチイガシ、クヌギ、コナラなど)の葉を食べて成長する。また、野生下において幼虫は蜜を分泌し蟻を誘き寄せ、蟻に自分を守らせるという面白い生態をしている。幼虫期間は約1ヶ月ほどでその間に卵から孵化した幼虫は3度の脱皮を繰り返して終齢幼虫(4齢幼虫)になりその後蛹になる。越冬時の状態は成虫で、葉などに止まったまま動かずに冬を越す。成虫時の寿命は比較的長く2ヶ月以上生きる個体もいる。大変美しい蝶なので見かけたら是非観察してみてほしい。

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