クロアゲハ

名前
和名:クロアゲハ
学名:Papilio protenor
英名:Spangle
分類
チョウ目・アゲハチョウ科・アゲハチョウ亜科・アゲハチョウ属
大きさ
45 〜 70㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)
分布
日本:本州、四国、九州、沖縄
海外:台湾、中国
生息場所
住宅地、山地
食べ物
幼虫:柑橘類(ミカン、サンショウなど)の葉
成虫:花の蜜
野生成虫の採取時期
5月から10月
寿命
成虫:約2週間
幼虫時代+成虫時代:約2ヶ月(越冬する場合数ヶ月伸びる)
飼育難易度(星が多いほどやさしい)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
人気度(星が多いほど人気)
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)
⭐️⭐️⭐️☆☆(北海道では難しい)
特徴
クロアゲハは日本では本州以南に生息する黒くて大型のアゲハチョウである。日本に黒いアゲハチョウは数種類存在するが、その中で最も有名なのがこの種類だと言える。成虫は5月から10月ごろに見ることができる。チョウと言えば日向を好んで飛んでいる印象があるが、クロアゲハは林や山などの日陰がたくさんある薄暗い場所を好んでいる。成虫は花の蜜を吸う。また山地の水辺などで吸水する姿も見られる。幼虫は柑橘類(ミカンやサンショウなど)の葉を食べて成長する。卵から孵化すると約3週間の間に4度の脱皮を繰り返し終齢幼虫(5齢幼虫)になりサナギとなる。幼虫やサナギはアゲハチョウ(ナミアゲハ)とそっくりな見た目をしている。見分け方としては、5齢幼虫の色がクロアゲハの方が濃い緑をしていることや臭角の色がアゲハチョウが黄色に対してクロアゲハは赤色をしていることなどがある。幼虫から飼育してみるとよくわかるのだが、初齢幼虫から4齢幼虫までは黒っぽい体をしており、これは鳥のふんに擬態しているためと考えられている。
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