ナガサキアゲハ

名前
和名:ナガサキアゲハ
学名:Papilio memnon
英名:Great Mormon
分類
チョウ目・アゲハチョウ科・アゲハチョウ亜科・アゲハチョウ属
大きさ
60 〜 80㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)
分布
日本:本州(関東以南)、四国、九州、沖縄
海外:中国、台湾、東南アジア諸国
生息場所
公園、庭、樹林など
食べ物
幼虫:ミカン科の葉
成虫:花の蜜(ツツジ、ハイビスカスなど)
野生成虫の採取時期
4月から10月
寿命
成虫:約2週間
幼虫時代+成虫時代:約6週間(越冬する場合数ヶ月伸びる)
飼育難易度(星が多いほどやさしい)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
人気度(星が多いほど人気)
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)
⭐️⭐️☆☆☆(九州では容易)
特徴
ナガサキアゲハは日本に生息するチョウの中でも最大級に大きなアゲハチョウである。「ナガサキアゲハ」という和名の由来はシーボルトがこの蝶を長崎で初めて見たということとなっている。元々東南アジアなど南方の国のチョウであり、日本では関東地方以南の比較的暖かい地方に生息する。近年は温暖化の影響か日本での生息域を拡大させている。日本のアゲハチョウには珍しく、尾状突起(羽のお尻のほうにある突起)が無いチョウである。ただし台湾では尾状突起を持つナガサキアゲハもよく見られる。成虫は花の蜜を吸うが、ツバキやハイビスカスなど赤い花を好む傾向にある。幼虫はミカン科の植物の葉を食べて成長する。成虫が日本最大級のチョウであるだけあり、幼虫も日本最大級に起きな幼虫である。その大きさは終齢幼虫(5齢幼虫)で約50㎜(アゲハチョウの幼虫が約40㎜)となる。卵から孵化すると約2週間の間に脱皮を4回繰り返し終齢幼虫となり、その後サナギになる。越冬する場合サナギの状態でする。幼虫から飼育する場合、ミカン科の植物と一緒に入れておくと良い。一度飼育してみてその大きさに驚いて欲しい。





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