アサギマダラ
名前
和名:アサギマダラ
学名:Parantica sita
英名:Chestnut Tiger
分類
チョウ目・タテハチョウ科・マダラチョウ亜科・アサギマダラ属
大きさ
45 〜 60㎜(前翅長:前翅の付け根から先までの長さ)
分布
日本:北海道(数は少ない)、本州、四国、九州、沖縄
海外:中国、朝鮮半島、台湾など
生息場所
山、森林、平原、公園など
食べ物
幼虫:ガガイモ科の植物
成虫:花の蜜
野生成虫の採取時期
日本本土:4月から10月
南西諸島:10月から2月
寿命
成虫:4ヶ月から5ヶ月
幼虫時代+成虫時代:約6ヶ月
飼育難易度(星が多いほどやさしい)
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
人気度(星が多いほど人気)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
入手しやすさ(星が多いほど入手しやすい)
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
特徴
アサギマダラは日本の他にも中国や朝鮮半島、台湾などに生息する水色の羽が綺麗な蝶である。羽の水色の部分は鱗粉が少なく、半透明となっており背景が透けて見える。アサギマダラは「渡り蝶」として有名で、日本では春から秋にかけて本土で生活し秋から冬は南西諸島に渡り越冬する個体が多い。どのくらいの距離を移動するのかの研究も行われており、中には2500km以上(和歌山から香港)も移動した個体も見つかっている。蝶にしてはかなり長寿な種類で、成虫の状態で約5ヶ月生きる個体もいる。幼虫はガガイモ科の植物を食べて成長する。卵から孵化した幼虫は約1ヶ月の間に4度の脱皮を繰り返し終齢幼虫(5齢幼虫)になりその後サナギになる。幼虫の見た目は白い体に黄色の水玉模様とかなり毒々しい見た目で、その見た目通り毒を持つ。越冬するときの形状は冬季に生息している場所により異なり、日本の場合冬に本土にいる個体は幼虫で越冬し南西諸島にいる個体は成虫で越冬することが多い。日本では都市部でもみることができる蝶なので、採取してその羽の美しさを体感してみるのもいいだろう。
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